いばりんぼうのさかな
ある海にお魚の學校がありました。その中に學校で一番泳ぎの速いいばりんぼうの魚がいました。
「僕はこの學校で一番速く泳げるんだ?!箤W校一速く泳げるいばりんぼうの魚はいつも皆に自慢ばかりしていました。
ある日のことです。
今日は転校生が來るとのことで、ドアが開き先生が転校生魚を連れて入ってきました。
「隣のお魚學校から來ました。得意なことは泳ぎです。よろしくお願いします。」
元気よく転校生魚はあいさつをしました。皆がわいわいしている中いばりんぼう魚は面白くありませんでした。
放課後の下校時刻となった時、いばりんぼう魚が転校生魚に言いました。
「僕はこの學校で一番泳ぎが速いんだ。僕と泳ぎの勝負をしよう?!?/p>
驚いた様子の転校生魚でしたが「うん、いいよ?!工却黏ā⒂兢蝿儇摛颏工毪长趣摔胜辘蓼筏?。
100メートル泳ぎ対決が始まりました。そのうわさを聞きつけ、學校の魚たちの多くが見學に來ました。
「ヨーイ、ドーン」スタートの合図とともに両者が勢いよく泳ぎ出しました。どちらも速い速い、そしてわずかの差で先にゴールしたのは転校生魚でした。
「えへ、へへ、ま、負けた?!?/p>
泳ぎでは誰にも負けたことのないいばりんぼう魚が負けたことは學校中に知れ渡り、転校生魚は一躍人気物となりました。
そして、その日からいばりんぼう魚は靜かになってしまいました。そして、一週間後に、いばりんぼう魚が転校生魚にもう一度だけ勝負をお願いして、再戦することになりました。
「ヨーイ、ドーン」速い速い両者はすいすい泳いでいきます、そして、同時にゴールしました。この一週間、いばりんぼう魚は一生懸命努力をしていたのです。
そして、勝っても負けても本當は転校生魚と友達になりたかったのです。実は転校生魚もいばりんぼう魚と友達になりたかったのです。どちらも笑いながら、握手をして、その日から、親友になったのでした。それから、いばりんぼう魚は皆に威張ったりしなくなりました。
お仕舞い。