陰陽師紅蓮華冕活動劇情 昨日之境③琉璃之遇(中日雙語整理)
瑠璃の邂逅
【翼団兵士甲】
「阿修羅様、偵察兵が戻りました。城外でコソコソと道を探している女を見つけました。」
阿修羅大人,您下令派出去的偵察兵回來了。他們找到了一個在城外鬼鬼祟祟探路的女人。
【阿修羅】
「道を探している女?連れて來い。」
探路的女人?帶上來。
華やかな衣服が亂れた女が、偵察兵に連れられてきた。
一個衣著華貴卻凌亂,看起來十分狼狽的女人被偵察兵帶了上來。
【阿修羅】
「お前は何者だ。なぜ瑠璃城の外を徘徊している?」
你是什么人,為什么在琉璃城外徘徊?
【???(毘瑠璃)】
「…………」
【阿修羅】
「黙るのか?俺が口を開かせてやる?!?/p>
不說話?我有的是方法能讓你說。
【帝釈天】
「阿修羅、怪しい女を捕まえたと聞いたが。待て、この人は…………阿修羅、彼女を解放してくれ。あなたは毘瑠璃か?」
阿修羅,我聽說剛剛抓到了一個可疑的女人。等等,這個人…………阿修羅,快給她解綁吧。你是毗琉璃嗎?
【毘瑠璃】
「あなたは誰?なぜ私のことを?」
你是誰,竟然認得我?
【帝釈天】
「十數年前、善見城の祭典の時、貴族達は十天衆(zhòng)様の所に集まっていた。私も、父や兄とその場にいた。あなたはもう忘れているかもしれないが、あの時あなたは蘇摩と一緒にいた。」
十數年前善見城祭典之時,各個貴族世家都前往王殿拜會十天眾大人。我和父親兄長也在朝拜之列。你大概已經忘了,但我還記得當時你與蘇摩也在王殿中。
【毘瑠璃】
「十數年前の祭典、確かに姉様と一緒だった……よく覚えているのね。」
十數年前的祭典,我確實和姐姐一起參加過……你的記性竟然這么好。
【阿修羅】
「貴族の方だったのか?!?/p>
原來是位貴族小姐。
【帝釈天】
「阿修羅、毘瑠璃は瑠璃城の城主だ?,娏С扦摔隙摔纬侵鳏い?。蘇摩と毘瑠璃の二人姉妹、この方が妹の毘瑠璃だ?!?/p>
阿修羅,毗琉璃是琉璃城的城主。琉璃城的城主有兩位,蘇摩和毗琉璃兩姐妹,這一位是其中的妹妹毗琉璃。
【阿修羅】
「城が他族の手に落ちているのに、なぜ城主が城外を徘徊している?もう一人の城主、蘇摩はどこだ?」
既然是城主,為何城池失守落入他族之手,自己卻在城外徘徊?另一位城主蘇摩又在何處?
【毘瑠璃】
「私に質問する前に……まずは名乗ってもらえないかしら。」
你們與其質問我……不如先告訴我你們到底是什么人。
【阿修羅】
「俺は阿修羅、彼は帝釈天だ。俺達は民兵翼の団を束ねる者だ。十天衆(zhòng)の依頼を受け、鬼王迦樓羅とやつの竜巣城を討伐しにきた?!?/p>
我是阿修羅,他是帝釋天。我們都是民兵團翼之團的首領。受十天眾委托,前來攻克鬼王迦樓羅的龍巢城。
【毘瑠璃】
「ほ、本當に……?なにか証明できるものはある?」
怎,怎么可能……?口說無憑,你們可有證據?
【帝釈天】
「十天衆(zhòng)からの依頼書、そして貴族の印章も持っている?!?/p>
我這里有十天眾下達的委托文書,如果你想看,我還保留有貴族家的印信。
【毘瑠璃】
「そういうことだったの……」
原來如此……
【阿修羅】
「どうした?まさか俺達の名を名乗るやつがいたのか?」
怎么了?難道有人假冒過我們?
【毘瑠璃】
「……そのとおり……翼の団の使者と名乗る者のせいで、鬼族の罠にはまってしまった。數日前の朝、ある天人の小隊が瑠璃城へやってきて、救援を求めた。迦樓羅を討伐する翼の団だと名乗った。金翅鳥の罠にはまったと。やっとの思いで抜け出し、助けを求めにここまで來た。もし翼の団がやられたら、次は瑠璃條だと。だから私と姉様は兵を送った。まさか迦樓羅の詭計だったなんて、夢にも思わなかった。私たちは待ち伏せされた。姉様は私をかばって迦樓羅に攫われ、行方不明になった。」
……沒錯……我和姐姐是因為有人假冒翼之團的信徒,才中了鬼族的奸計。數日前的早上,一支天人小隊來到琉璃城門下,向我們求援。他們自稱是討伐迦樓羅的翼之團,不慎落入金翅烏的陷阱。他們拼了性命才突出重圍來求援,如果不能為翼之團解圍,琉璃城也岌岌可危。我和姐姐當即整兵出城,不料這一切竟是迦樓羅的詭計。我們遭到伏擊,姐姐為了讓我逃跑,被迦樓羅擄走,下落不明。
【阿修羅】
「つまり、もう一人の城主は迦樓羅のところに?!?/p>
那么另一位城主,是在迦樓羅手中了。
【帝釈天】
「蘇摩は名高き戦乙女、迦樓羅に謀られるとは?!?/p>
蘇摩是前線有名的女武神,竟會被迦樓羅設計。
【毘瑠璃】
「事態(tài)は深刻だと知った私は、急いで瑠璃城に戻った。私達が留守にしている間に、瑠璃城は鬼族に占領されていた……やつらは兵を殺し、民を人質にした。迂闊に手出しできない。私と殘存部隊は城外を徘徊することしかできなかった。」
我知道大事不好,連夜趕回琉璃城。卻發(fā)現(xiàn)鬼族在我們二人出城之際占領了琉璃城……他們屠殺了城中守衛(wèi),挾持百姓作為人質,讓我們難以入城。我和殘部只能在城外周旋。
【帝釈天】
「なるほど、そういうことなら、今は瑠璃城を取り返すのが先決だ?!?/p>
原來事情是這樣,那么當務之急,得先解決琉璃城陷落一事。
【毘瑠璃】
「瑠璃城の陥落は……私のせい。姉様は一人で行くつもりだった。でも私は心配で。私が無理を言って姉様についていったりしなければ、瑠璃城を守れたかもしれない……」
琉璃城陷落……這都是我的錯。姐姐當時本想一人前去支援,可我實在擔心她。若不是我堅持與姐姐一同出行,或許還能守住城……
【阿修羅】
「あまり気にするな。お前達二人でも敵わなかった相手だ。鬼族の兵はお前ら姉妹より強い。城に殘っていたとしても、結果は同じだっただろう。最悪命を失っていたかもしれない?!?/p>
你也不必在意。你們一同前去,卻還是吃了敗仗??梢姽碜灞娪谀銈兘忝?。就算你留下守城,結果可能也沒區(qū)別,說不定還會丟了性命。
【毘瑠璃】
「あなたの言う通り、どっちにしても、私は役に立てなかった。私の甘さのせいで姉様が攫われ、城の民を苦しませた……」
你說的不錯,我無論是去是留,都不會幫到什么。我輕信又失策,害了姐姐,也害了城中的百姓……
【帝釈天】
「落ち著いて。私は阿修羅と同じ主將だけど、常に共に出陣している。あなたのおかげで、私たちは城の狀況を把握できるようになった。」
別急,我和阿修羅雖然同樣是主帥,卻從來都是一同出戰(zhàn)的。如今,至少我們還多了個對城中境況熟悉的引路人。
【毘瑠璃】
「お願い、鬼族の手から瑠璃城を取り戻して!姉様を助けて!その代わり、瑠璃城は今後、翼の団の後ろ盾になる!鬼族は城の天人から抵抗する気力を奪うために、捕虜達に玉醸を飲ませた。早く助けないと、手遅れになる。」
我請求你們,請幫我從鬼族手中奪回琉璃城!救回我的姐姐蘇摩!如果能成功,琉璃城從今以后,愿意成為翼之團的后盾!鬼族為了讓城中的天人無力反抗,逼迫俘虜們服下了玉釀。如果不盡快解救他們,后果不堪設想。
【阿修羅】
「玉醸?そんなものを無理やり飲ませたのか?!?/p>
玉釀?他們竟然逼人吃這種東西。
【毘瑠璃】
「ええ。一時的に兵士の力を増幅させる神薬だと言われているけれど……実際は幻覚を起こすもの。戦士も一般人も、飲むと病的な夢に浸ってしまう。痛みを感じないし、死も恐れない。これが兵士の力が増幅すると言われている所以。玉醸を長期間飲み続けると、霊神體は力を失ってしまう?!?/p>
是的。傳聞中玉釀是能讓士兵一時力量大增的神藥,但……玉釀本質上是在制造美好的幻覺。無論是戰(zhàn)士還是普通人,服用后都會沉浸在一種病態(tài)的滿足感里。沒有痛覺,也不畏懼死亡,所以會有讓士兵力量大增的說法。長期服用玉釀,會讓天人的靈神體失效。
【帝釈天】
「…………」
【阿修羅】
「瑠璃城が落とされたのはいつだ?」
琉璃城已經失守多久了?
【毘瑠璃】
「もう七日前になる。老人や體の弱い人達はもう限界かもしれない……どうか彼らを助けて!」
已經七天了。城中的老弱病殘,怕是要撐不住……我懇請二位救人!
【阿修羅】
「お前に言われなくても、俺も帝釈天もそのつもりだ。城にいる民を助け、罪を犯した鬼族を粛清する?!?/p>
就算你不說,我和帝釋天也不會坐視不管。無論是為了城中平民,還是為了懲戒那些犯下惡行的鬼族。
【帝釈天】
「我々の兵力では正面突破も可能だが、その場合、鬼族は必ず城の民に危害を加える?!?/p>
以我們的兵力,正面強攻也未嘗不可,但鬼族一旦反抗,必定會危及城中百姓。
【阿修羅】
「城內から生まれた動亂だったら?」
若戰(zhàn)亂是從城中發(fā)起?
【帝釈天】
「というと?」
阿修羅你是說?
【阿修羅】
「同じ方法でやり返す。変裝して城に紛れ込む。隙をついて頭領を討ち、城門を開ける。平民が逃げたら、翼の団を城內に突入させ、一気にかたをつける。」
不如以其之道還治其身。我們喬裝混入城中,趁他們措手不及時,先斬殺首領,借勢解放城門。待平民出逃后,翼之團大軍殺入城內,里應外合,一舉奪城。
【帝釈天】
「悪くない策だが、どうやって変裝して城に紛れ込む?」
這計策倒是可以嘗試,那么我們要如何喬裝入城?
【阿修羅】
「俺に考えがある。お前と城主様の協(xié)力が必要だ?!?/p>
我倒是有個法子,只是要委屈你和城主小姐了。
【毘瑠璃】
「瑠璃城の民を助けるためなら、どんなことでもしてみせる?!?/p>
只要能救下琉璃城中的百姓,不論是什么樣的委屈,我也無所謂。
【帝釈天】
「それで、その考えとは?」
到底是什么法子?
【阿修羅】
「すぐにわかるさ。そうだ、酒呑童子、お前達の力も貸してほしい。天人の気配を、鬼族の気配に見せかける方法はないか?」
等會你們就知道。對了,酒吞童子,還要借你們的力量一用。不知道你們有沒有把天人的氣息偽裝成鬼族的方法?
【鬼王酒呑童子】
「お安い御用さ、俺様が術をかけてやる。」
這有什么難的,本大爺劃個咒就是。
……少し時間が経った後、瑠璃城外
——一段時間后,琉璃城外
【雷公鬼】
「何者だ?」
來的是什么人?
【阿修羅】
「俺達はこの付近の鬼族だ。善見城の辺境で金銀財寶を手に入れた。日も暮れたし、中で休ませてほしい?!?/p>
我們是這附近的鬼族,在善見城搶了批金銀珠寶,天色已晚,想借住在城里。
【雷公鬼】
「この城は封鎖されている。他を當たれ!」
這里封城了,你們繞道吧!
【阿修羅】
「善見城で珍しい品が手に入った、天人の王家の職人にも造れない珍品だ。磨き上げられた玉や、金と銀はもちろん、瑠璃珠もいくらでもある。一晩泊めてくれるなら、代わりに好きなものをやる。」
我這里的可是有善見城都不多見的珍品,天人皇室的工匠都比不過。連鐵珠子都打磨得直發(fā)光,閃閃亮亮的金銀不用說,琉璃珠更是多的不要錢一樣。幾位要是方便讓我們借住一晚,不如直接打開箱子挑幾件最光鮮的?
【雷公鬼】
「たわけが!そんなもので買収されるか!」
笑話!我們豈會被幾件珠寶首飾收買!
【翠甲鬼】
「だが瑠璃珠は、なかなか見れない希少品だぞ……」
可是琉璃珠,那可是難得一見的好東西……
【阿修羅】
「これほどの品だ、城に入れてくれないと、野良の鬼に盜られてしまう。鬼に盜られるより、城の皆がもらってくれたほうがいい。」
這樣的好東西,若是不進城,怕是一晚上就讓野鬼搶光了。與其便宜了野鬼,不如讓給城里的諸位。
【金翅鳥甲】
「そうだ、城に入れないと、鬼に盜られてしまう。彼らを城に入れて、俺達がこれを……」
就是,你看他也說了,要是不進城,偷也讓人偷沒了。不如我們就放進來,就讓他送給咱們……
【雷公鬼】
「愚か者め!こんな物に買収されて!もし何かあったら、迦樓羅様に言いつけて、お前が隠している金を取り上げるからな!」
沒出息!幾顆珠寶就讓人收買了!要是壞了事,回去告訴迦樓羅大人,把你窩里的金子全拿去融了!
【阿修羅】
「それと、天人の貴族を二人捕らえた。瑠璃珠ほどではないが、中々の上玉だ、酒のつまみにどうだろう?!?/p>
我這里正好還有兩個在城外抓來的天人貴族。雖然沒有琉璃珠金貴,但是細皮嫩肉的,不如也獻給諸位當下酒菜。
【翠甲鬼】
「見せてみろ!」
先讓我們看看再說!
【金翅鳥甲】
「……ん?!こ、これは瑠璃城の城主毘瑠璃だぞ!」
……嗯?!這、這是琉璃城的城主毗琉璃!
【翠甲鬼】
「何日追っても見つけられなかったのに、まさかお前が!」
我們對她圍追堵截了這么些天,都沒能抓到,竟然被你撿了便宜?
【雷公鬼】
「開け、城門を開け!」
開城門,開城門!
皆が重い荷物を城に運び、鬼族に変裝した阿修羅が毘瑠璃と帝釈天を運んだ。
一行人推著數十個沉甸甸的箱子入城,偽裝成鬼族的阿修羅押送著毗琉璃和帝釋天。
【鬼族の頭】
「毘瑠璃を捕まえたのはお前か?この女はずる賢い、どうやって生け捕りにした?」
就是你抓到了出逃的毗琉璃?這女人詭計多端,你是怎么活捉了她的?
【阿修羅】
「俺はただ、運がよかっただけさ。俺はあの時、善見城から出てきた、天人の貴族の占い師を狙っていたんだ。見た感じ身なりがかなり良いし、荷物も少なくない。これは當たりだと思った。機をうかがっているうちに、突然女が助けを求めに現(xiàn)れて、地面に跪いて泣いて騒いだ。それでついでに女も攫ったんだ?!?/p>
我怎么能跟大人們比,不過是走運。我當時在路上盯上一位從善見城出來的天人貴族占卜師。我看他穿金戴銀,珠光寶氣,還跟著不少隨從拿行李,就知道肯定是只肥羊。本來跟了他半路準備找時機,沒想到突然冒出個女人向他求助,跪在地上又哭又鬧。于是我干脆順帶一并搶了。
【鬼族の頭】
「瑠璃城の城主が、占い師に助けを乞うのか?その占い師も只者じゃないな?」
讓前琉璃城城主跪地請求的占卜師?還有這樣的神人?
【阿修羅】
「善見城の辺境で、天人から聞いた話だが、彼には神通力があるらしい。彼は非凡な人物で、予言の力があり、十天衆(zhòng)もこいつに戦況を占ってもらっている。毎回的中するそうだ。十天衆(zhòng)がもっとこいつを信用していれば、とっくに戦爭を終わらせていただろう。鬼族など敵ではないはずだ。そんな占い師と女を、金翅鳥様に獻上します。」
之前我在善見城邊境,聽天人說起他的神通。說這人十分不凡,有預言之力,一直專門為十天眾獻占卜之舞,預測戰(zhàn)勢,百驗百靈。如果十天眾能好好聽他的,肯定早就打了勝仗,鬼族根本不用放在眼里。這才想到把這占卜師和女人一起,獻給諸位大人。
【鬼族の頭】
「本當にそんな神通力があるのか?連れて來い、金翅鳥一族の運勢を占わせよう。次はどこを攻めたらいい?善見城を占領できないだろうか?!?/p>
竟有這等神通?來來來,讓他上來,給我金翅烏一族占卜占卜運勢??纯唇酉聛碓摯蛉ツ睦?,能不能順利奪下善見城。
阿修羅が縛られた占い師を連れてきて、縄を解いた。
阿修羅將被捆住的占卜師帶了上來,解開了繩子。
【鬼族の頭】
「お前が天域で有名な占い師か?」
你就是他們說的名震天域的占卜師?
【帝釈天】
「恐縮です。未來を予測し、良くない運命を避けられるよう、占いをするまでです。あとは占いの舞いができます。場を盛り上げ、盃を通してその人の運命を覗くことができます?!?/p>
大人,不敢當,不過會些占卜,能預測未來局勢,能幫人改命,避免不必要的麻煩。另外還會些卜祝之舞,能為宴會助興,舞完之后,還能通過酒杯,窺視飲酒之人的命運。
【鬼族の頭】
「そういうことなら、踴ってもらおうか!」
既然如此,你給我們來個卜祝之舞!
【雷公鬼】
「神通力を持つ占い師だと?俺達にも見せろ!」
什么神通的占卜師,也給我們瞧瞧!
【鬼族の頭】
「さあ、宴だ!」
來人,設慶功宴!
宴會の場で、帝釈天が鬼族の頭目に酒を注ぐ。そして占いの舞いを披露し、徐々に油斷させていく。
宴會上,帝釋天先為鬼族頭目斟酒,接著跳卜祝之舞助興,使他逐漸喪失了警惕。
【阿修羅】
「迦樓羅の鬼族の軍隊は戦闘に長けている。天人の城を落とすことなど造作もない?,娏С扦馐证巳毪盲郡长趣坤?、占いなどせずに、このまま一気に本城まで攻めるべきでは?」
迦樓羅帶領的鬼族軍驍勇善戰(zhàn),勢如破竹,不費吹灰之力就打到了深淵對岸的天人領域。如今琉璃城也是囊中物,又何須什么占卜,難道不該一鼓作氣打到都城去?
【鬼族の頭】
「迦樓羅様もそのつもりだったが、正規(guī)軍より手強い民兵が出てきたんだ。頭領の天人は二人いる。阿修羅と帝釈天だ。阿修羅は強大な力の持ち主で、知勇兼?zhèn)?、闘神と言っても過言ではない。迦樓羅様も言っていた、一騎打ちで敵う相手ではないと。帝釈天は融通が利き、人々から敬愛され、偵察と計略を得意とする。我が軍は何度もやつらの罠にはまってしまった。二人の連攜を破るのは至難の業(yè)だ?!?/p>
本來正是迦樓羅大人的計劃,然而這些年不知從哪冒出一群比正規(guī)軍還能打的民兵來。領頭的兩個天人,一個叫阿修羅,一個叫帝釋天。阿修羅力量強大,有勇有謀,說是戰(zhàn)神也不為過。連迦樓羅大人都曾說過,論單打獨斗,怕不是對手。而帝釋天為人圓滑,深得人心,善于偵察和布局。多次使我們的軍隊落入陷阱有去無回,他們兩人配合起來,根本無從招架。
【阿修羅】
「それなら、やつらの弱點を突けばいいのでは?」
既然如此,不如攻擊他們的弱點?
【鬼族の頭】
「やつらはお互いの力を補い合っていて、つけ入る隙がない。しかし、今はそうでも、今後はどうかな?!?/p>
那兩人能力互補,又配合默契,讓人找不出破綻。但是現(xiàn)在沒有,以后就難說。
【阿修羅】
「ほう?」
哦?
【鬼族の頭】
「相互補完から、対立関係に変えるのは容易い。いずれ十天衆(zhòng)があいつらを仲違いさせるだろう。お互いのことを信じられなくなった時、貴族である帝釈天と、そうでない阿修羅の連攜は、そこで終わるだろう。亂暴な阿修羅は黙っていられないはずだ。迦樓羅様はその日を待っている。遅かれ早かれ、あの二人には行き違いが生じる?!?/p>
所謂互補,和對立其實只一念之差,十天眾那群小人,肯定會想方設法挑撥關系。一旦種下多疑的種子,就算帝釋天和阿修羅再志同道合,也依然是個貴族。阿修羅其人性格暴戾,一定會趕盡殺絕。所以迦樓羅大人命我們按兵不動,等候時機,那兩人早晚會有分崩離析的一天。
【阿修羅】
「お前はその日まで待てないけどな。」
可惜你怕是看不到那一天了。
【鬼族の頭】
「何か言ったか?」
我有些醉了,你剛才說了什么嗎?
【阿修羅】
「何も。聞き間違いだろう。ところで、おい、占い師、いつまで踴っているつもりだ?!?/p>
什么都沒有,你一定是聽錯了。不過要我說的話,喂,你這占卜師已經舞了這么久,也該舞出個結果了。
【帝釈天】
「もう少しで終わります?!?/p>
兩位大人,還差一點我就能完成了。
【阿修羅】
「よし、こっちに來い?!?/p>
不錯,你過來吧。
帝釈天が鬼族頭目と阿修羅の前に來た。
帝釋天被傳到鬼族頭目和阿修羅座前。
【帝釈天】
「天地の霊気を集め終わり、天の運びが分かりました。あとは最後の一歩です。両手で盃を持ち上げてください。手を放してはいけません。俯いたまま、集中してください。あなたは近々災難に見舞われるでしょう。軍の統(tǒng)帥であるあなたは、人を沢山殺してきたでしょう。このような災難に見舞われても、仕方ありません。あまり気にしないでください?!?/p>
我已經匯聚了天地的靈氣,知曉了天道的走向,現(xiàn)在只差最后一步。請大人將酒杯端上前來,務必雙手握住杯盞,不能松手,要聚精會神,不能抬頭。大人最近會有一場劫數。不過大人是一軍統(tǒng)帥,殺人無數,這種劫數想必也是常事,不必太放在心上。
【鬼族の頭】
「それはいつだ?命に関わるのか?避けられるのか?」
是什么時候?會不會危害性命?可有辦法破解?
【帝釈天】
「ふふ……避けられないさ?!?/p>
呵呵呵……破解不了。
【鬼族の頭】
「何?!」
什么?!
【帝釈天】
「なぜなら、あなたは今夜死ぬのだから。」
因為大人您的劫數,就是會死在今晚啊。
【鬼族の頭】
「う、噓だ!!」
你、你在說謊!!
次の瞬間、鬼族頭目の喉は、剣に貫かれた。そして剣はそのまま胸に向かって振り下ろされ、彼は真っ二つになった。
還沒能說完,一柄長劍從鬼族頭目的喉嚨里自后向前穿了出來。阿修羅的劍刺穿了鬼族頭目的喉嚨后,又向下劃開了他的胸口,直接將他劈成了兩半。
【阿修羅】
「噓じゃない、俺が実現(xiàn)にしたからな?!?/p>
是不是說謊,我實現(xiàn)它,不就變成真的了嗎?
【金翅鳥甲】
「首領??!」
首領!!
【雷公鬼】
「衛(wèi)兵!この裏切り者を抑えろ!」
衛(wèi)兵列隊!給我拿下這個叛徒!
【阿修羅】
「裏切り者?それは違うだろう。お前らの仲間になった覚えはないからな。」
叛徒?那我也得先和你們是一道才行啊。我可不記得,什么時候跟你們這群惡鬼稱兄道弟過。
阿修羅の妖気が消え、代わりに霊神體が現(xiàn)れた。六本の觸手が鬼族と金翅鳥に襲いかかる。
阿修羅身上的妖氣消失,取而代之的是突然出現(xiàn)的靈神體,六條觸手朝著殿內的鬼族和金翅烏襲去。
【翠甲鬼】
「うわあああ?。?!」
嗚啊啊啊?。。。?/p>
【雷公鬼】
「殺さないで、殺さないで!俺はただ命令通りにしていただけだ!」
不要殺我,不要殺我!我只是奉命行事!
【金翅鳥甲】
「この黒い觸手、まさか、お前が……」
這黑色的觸手,難道說,你就是——
觸手が鬼族の顎を切り落とし、血を吐いた鬼族はこれ以上話すことができなくなった。
觸手斬斷了惡鬼的下巴,他口吐鮮血,大睜著雙眼卻不能說話。
【阿修羅】
「冥土の土産に俺の名前を教えてやる。俺は阿修羅だ、來世でも忘れるな。」
黃泉路上記好我的名字。我是阿修羅,來世也別忘了。
【帝釈天】
「毘瑠璃、地下に行って監(jiān)禁されている平民を解放してくれ。翼の団と瑠璃城の兵士も、箱から出てきてくれ?!?/p>
毗琉璃,你先去地下解放被關押的平民吧。至于諸位翼之團和琉璃城的士兵,可以從箱子里出來了。
數十人の精兵が、寶箱に偽裝した箱から出てきた。
幾十名精銳士兵,從偽裝成寶箱的巨型箱子中爬出。
【帝釈天】
「瑠璃城の元衛(wèi)兵達は、城壁に行って城門を開けてください!殘りの者は、私と阿修羅と共に、鬼族を迎え撃つ!酒呑童子、茨木童子、力を貸してください?!?/p>
前琉璃城守衛(wèi)的諸位,請前往城墻去開城門!剩下的人,隨我和阿修羅迎戰(zhàn)城中的鬼族守軍!酒吞童子,茨木童子,也請二位助我們一臂之力。
【煉獄茨木童子】
「ふん、私に恥をかかせた借り、今返してやる!」
哼,之前欺侮我茨木童子的鬼族,現(xiàn)在正好讓我把債討回來!
【鬼王酒呑童子】
「もう來ちまったし、やってやるよ。だが俺様はお前の部下じゃねえ。つまらなかったら、帰るからな?!?/p>
既然來了,我就幫人幫到底,不過我酒吞童子可不是你的下屬。若是太無趣了,本大爺可是不奉陪的。
【阿修羅】
「翼の団の戦士よ、俺に続け!邪魔する者は容赦なく殺せ!」
翼之團的戰(zhàn)士們,隨我出擊!所有擋路的,一律格殺勿論!
【翼団兵士甲】
「はっ!」
是!
【藍爪鬼】
「こんな強い部隊、どっから湧いてきやがったんだ!太刀打ちできねえ!」
這是從哪里冒出來的一支這么強的軍隊!竟打得我們無法招架!
【雷公鬼】
「退け!しまった、うわああ!俺の目が!手が!」
快撤!糟了,嗚啊?。∥业难劬?!我的手!
【金翅鳥甲】
「阿修羅だ!阿修羅が來るぞ!逃げろ!」
是阿修羅!阿修羅打過來了!快逃命啊!
【藍爪鬼】
「あああ!阿修羅だ!逃げろ!」
啊啊啊!是阿修羅!快逃!
【阿修羅】
「ははは……叫べ、絶望するがいい!お前らが我が一族を殺し、罪のない一般人を巻き込んだ。一人も逃がさん!今日がお前らの命日だ?!?/p>
盡管哭號,盡管絕望吧!侵害我的族人,將無辜百姓拉入戰(zhàn)局的,一個都不會放過!今天就是你們的死期。
その夜、城にいた鬼族は殲滅された。城門が開かれ、待機していた翼の団が入城した。
當夜,城中的鬼族被殲滅,城門大開,城外駐扎的翼之團也進入城內。
【毘瑠璃】
「もう安全だから、皆出てきて?!?/p>
已經安全了,大家都出來吧。
【天人の民甲】
「もう……助からないと思っていた。」
我還以為……再也看不到這天了。
【天人の民乙】
「毘瑠璃様のおかげです?!?/p>
多虧了毗琉璃大人。
【毘瑠璃】
「私ではなく……そちらの皆さんにお禮を。」
我并不值得感謝……要謝就謝那邊的人吧。
【天人の民丙】
「彼らは何者ですか?先頭を歩いている黒き戦士は、誰ですか?」
那些是什么人?那個走在最前面的黑色戰(zhàn)士,他又是誰?
【毘瑠璃】
「彼らが、侵入者から辺境を守っている翼の団。あの黒き戦士は、闘神阿修羅?!?/p>
那些就是一直以來在邊境,從入侵者手中保護我們的翼之團。而那位黑色戰(zhàn)士,是戰(zhàn)神阿修羅。
……瑠璃城、翼の団の臨時拠點
——琉璃城,翼之團臨時營地
【煉獄茨木童子】
「おい、帝釈天、いい酒をもらったぞ。ん?どうした、勝ったのに浮かない顔だな?!?/p>
喲,帝釋天,剛才有人送給我一壇好酒。嗯?你怎么打了勝仗還悶悶不樂。
【鬼王酒呑童子】
「困った事でもあるのか?」
是又遇到了什么難事?
【帝釈天】
「瑠璃城の守りは薄い。毘瑠璃の怪我も治っていない。また狙われるかもしれない。あとで瑠璃城の民を慰撫してくる。毘瑠璃と瑠璃城を守っていてほしい?!?/p>
琉璃城守衛(wèi)不足,毗琉璃又是重傷未愈,恐怕會讓人鉆空子。稍后我要去安撫一下琉璃城的平民,也希望二位能夠一同保護毗琉璃和琉璃城。
【煉獄茨木童子】
「頼み事をするのも、いい加減にしてくれないか?!?/p>
你們這些天人,提的要求未免一個一個過于得寸進尺。
【鬼王酒呑童子】
「丁度いい、瑠璃城を回ってみたかったところだ。」
也好,正好我也想看看這琉璃城的風光。
【煉獄茨木童子】
「友!」
摯友!
【帝釈天】
「それはよかった、助かる?!?/p>
那就太好了,真是幸虧遇到了二位。
【煉獄茨木童子】
「ふん、辛気臭い顔して。酒は譲ってやる。私は友ともっといい酒を探してくる?!?/p>
哼,看你悶悶不樂的,不如這壇酒就送給你了。我和摯友去城里看看有沒有更好的酒。
【帝釈天】
「ありがとう、茨木童子?!?/p>
真是謝謝你,茨木童子。
……瑠璃城、翼の団の臨時拠點內
——琉璃城,翼之團臨時營帳內
【帝釈天】
「いい酒を持ってきた、一緒に飲もうよ。見事な戦いだったのに、黙っていなくなるなんて。らしくないね、阿修羅?!?/p>
我?guī)Я藟诲e的酒,一起喝吧。分明剛打了一場漂亮的勝仗,你卻不告而別。這可不像你,阿修羅。
【阿修羅】
「なに、昔を思い出しただけさ。俺が住んでいた村も、瑠璃城と同じように悪鬼に支配されていた。村の人たちは食糧にされるか、人質にされた。女は蘇摩のように攫われ、行方不明になった。」
沒什么,只是想起了一些陳年舊事。曾經我居住的村莊,也像琉璃城這樣被惡鬼控制過。村中的天人都被當作是口糧或人質。女人們則像蘇摩那樣被擄走,不知所蹤。
【帝釈天】
「……」
【阿修羅】
「あの時の俺には、今のような力はなかった。大事な人が攫われるのを、ただ見ていることしかできなかった?!?/p>
當時的我不像如今。只能看著平民被屠殺、重要的人被帶走。
【帝釈天】
「阿修羅、昨日鬼族のところで見せた占いの舞いだけど、あれはでたらめではないんだ。盃を通して運命を覗く。十中八九當たる?!?/p>
阿修羅,昨天我在金翅烏那用的卜祝之舞,可不是胡說八道。用酒杯窺視命運,我還是能預知十之八九的。
【阿修羅】
「本當か?ならやってみてくれ?!?/p>
你還真會嗎,給我算算吧。
【帝釈天】
「盃を私に?!ā蓼丹?、二回も?)」
杯子給我?!ā褂袃山??)
【阿修羅】
「もういいのか?」
好了嗎?
【帝釈天】
「災難はないけれど、運命が劇的に変化する。幸い、助けてくれる人がいる。」
你雖命中無劫,但命途多舛,旦夕禍福。不過幸運的是,總有貴人相助。
【阿修羅】
「ありがとう、帝釈天。しばらく一人にさせてくれ?!?/p>
謝謝了,帝釋天。讓我獨自待一會吧。
……瑠璃城、翼の団の臨時拠點
——琉璃城,翼之團臨時營地
【光明天】
「ここは我々が引き受ける。準備が出來次第、竜巣に向かえ?!?/p>
這里之后就由我們接管,你們休整一下后,盡快啟程去龍巢要塞。
【翼団武將】
「いい加減にしろ!裝備や補給には困っていないくせに、戦う時は引きこもって、勝ったら手柄を橫取りするのか?!?/p>
你們不要太過分!拿著最好的給養(yǎng),戰(zhàn)斗的時候坐視不管,勝利之后就來冒功。
【光明天】
「……民兵風情が、誰に向かって口を聞いている!」
……區(qū)區(qū)民兵團,竟然敢這樣說話!
【正規(guī)軍兵士】
「光明天様に無禮は許さんぞ!」
不準對光明天大人無禮!
【翼団兵士甲】
「くそ!」
可惡!
【帝釈天】
「光明天様の仰るとおりです、我々もできるだけ出発を急いでおります。」
不勞光明天大人多說,我們也希望盡快啟程。
【光明天】
「ほう?帝釈天、物分かりがいいな?!?/p>
哦?帝釋天,你倒是識趣。
【翼団武將】
「帝釈天様……!しかし……」
帝釋天大人……!可是……
【帝釈天】
「今回翼の団は、十天衆(zhòng)の命を受け瑠璃城を支援しに來ました。同じ天人一族のためなら、誰が鬼族を撃退し、城を取り返そうと、同じことです。光明天様のご指示であれば、我々は従います。ただ……瑠璃城の一件で、翼の団の兵力が消耗しています。數日の休息が必要かと。英気を養(yǎng)い、鬼王迦樓羅との決戦に備えます?!?/p>
翼之團此次出兵,是以十天眾委任之名支援琉璃城。同是為了天人一族,擊退金翅烏,奪回城池,不分你我。光明天大人有什么需要,我們都會盡力配合。只是……為支援琉璃城,翼之團也有兵力的損失,還望在琉璃城附近休整幾日。讓我們的兵士得以休養(yǎng)緩和,以備討伐鬼王迦樓羅一戰(zhàn)。
【光明天】
「ふん、いいだろう。お前、最新の補給物資を翼の団に渡せ。彼らを瑠璃城外で駐屯させろ?!?/p>
呵呵,可以。你,把最新一批軍需都帶來,給到翼之團,安排他們駐扎在琉璃城外。
【正規(guī)軍兵士】
「はっ、光明天様?!?/p>
是,光明天大人。
【光明天】
「翼の団の補給問題は、この光明天が解決してやった。貴族であるそなたが、我々に助けてもらう日がくるとは。私の元に來い。翼の団は、この光明天が面倒をみてやる。帝釈天、そなたの面倒もな。ははははは!」
如此一來,翼之團的軍備問題,我光明天可為你解決了?你身為貴族之子,竟會有需要我們接濟的一天。不如來我麾下,你養(yǎng)不起的翼之團,我光明天可還養(yǎng)得起。就是你帝釋天來了,我也養(yǎng)得起,哈哈哈哈哈!
【帝釈天】
「光明天様、ご冗談を?!?/p>
光明天大人說笑了。
【光明天】
「ははは、行くぞ?!?/p>
哈哈哈,我們走。
光明天は帝釈天をじっと見た後、正規(guī)軍を連れて去った。
光明天深深看了帝釋天一眼,帶著正規(guī)軍遠去了。
【帝釈天】
「我々も準備しよう。まずは城外で駐屯する?!?/p>
我們也要開始準備了,先到城外駐扎吧。
【翼団兵士甲】
「しかし阿修羅様は……」
但是阿修羅大人……
【帝釈天】
「私が説明する?!?/p>
我會去和他解釋。
【翼団兵士甲】
「違うんです、阿修羅様は一人で出て行かれました。戻って報告しようと思ったら、誰もいませんでした。外の平民の話によると、ある子供の母親が深淵の裂け目に攫われて、阿修羅様が助けに向かったそうです?!?/p>
不是,阿修羅大人他一個人走了。我進營帳匯報,里面空無一人。外面的平民說,阿修羅大人聽到一個孩子哭訴母親被抓去附近的深淵縫隙,獨自下去救人了!
【帝釈天】
「何?!」
什么?!