《明月幾時有》古典日語長歌整活
明月(もちづき)は 幾時にし有るやと 酒を把(も)ち 青天(あをそら)に問ふ 今夕(こよひ)をも 天上(あめ)の宮闕(みや)には いま何(いづれ)の 年と不知(しらな)く 我こそも 風(fēng)に乗り歸去(さ)る 欲(ほり)しけれ 又は恐らく? 瓊樓(にのとの)の 玉宇(たまのたち)をも いや高処(たかみ) 不勝寒(さえわ)びなむと? 起舞(ま)ひながら 清影(かげ)と弄(あそ)ぶは 何(いか)に人間(よ)に 在るを似(し)かめや 朱閣(あかたけ)ゆ 轉(zhuǎn)(もとほ)りきてや 綺戸(あやまど)ゆ 低まりたるは 無眠(いねぬ)ひと 照らしにけるを 恨みこそ 有る不応(べからね)ど 何事に 長(つね)に向別時(わかれに) 円(み)ちつるや 人(よのひと)はいさ 悲みと また歡びと 離れと合ひ 有(も)てりけるかも? 月はよし 陰(くも)りと晴れと? 円(み)ちと缺け 有(も)てりけるかも 此(この)事の 古(いにしへ)よりも 全(な)り難(か)ぬれ 但し愿(ねがは)く 人(よのひと)は もし長久(なが)らへば 千里(ちさと)にも この嬋娟(つきよみ)を 共にせなもと
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