徒然草 第8段 世の人の心惑はす事 、?吉田兼好 日文念書

九米の仙人の、物洗ふ女の脛の白きを見て、通を失ひけんは:<くめのせんにん>は、伝説上の仙人。大和國の竜門寺にこもり空中飛行の術(shù)を體得したが、吉野川で衣を洗う女の白い脛(はぎ)に目がくらんで墜落。その女を妻として世俗に帰った。のち、遷都の際、木材の空中運(yùn)搬に成功して天皇から田を賜り、久米寺を建立した?!附裎粑镎Z集」巻11にある(『大字林』より)。
まことに、手足?はだへなどのきよらに、肥え、あぶらづきたらんは、外の色ならねば、さもあらんかし:実に、手足や肌のようにきれいに肥え脂ぎっていたりすると、それは 他でもない実物の肉體の美しさなのだから、なるほどくらくらとしてしまうのは無理も無いか。
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