【睡前故事】星の王子さま-羊-11

《?星の王子さま?》-羊-11
こうして僕は,六年前?サハラ砂漠で飛行機が故障するまで,/就這樣,直到六年前在撒哈拉沙漠的那次飛機事故,
心を許して話せる相手に出會うこともなく,/我仍然沒有遇到一個可以交心的朋友,
一人で生きてきた,/一個人孤獨的生活著,
飛行機は?エンジンのどこかが壊れていた,/飛機的故障出在引擎的某個地方,
整備士も乗客も乗せていなかったので,/沒有維修師也沒有乘客,
僕は難しい修理の仕事を一人でやり遂げるしかなかった,/我必須自己去完成艱難的修理工作,
死活(しかつ)問題だった,/這可是事關生死的問題啊,
飲み水は一週間分あるかないかだった,/飲用水最多也只能夠維持一周,
最初の夜,僕は人の住む場所から千マイルも離れた砂の上で眠った,/最初的夜晚,我就睡在這千百里外裊無人煙的沙子上,
大海原(おおうなばら)を筏(いかだ)で漂流する遭難者より,ずっと孤獨だった,/這種感覺比撐著小木筏漂流大海上遇難的人,還要孤獨,
だから?夜明けに小さな可愛らしい聲で起こされた時,/所以當黎明時分被一個小小的可愛的聲音所吵醒的時候,
僕がどんなに驚いたか想像してみてほしい,/你可以想象我有多么的吃驚,
その聲は?こう言った,/那個聲音這樣說道,
「お願い、羊の絵を書いて?!?,/請你畫一只羊
「え?」,/誒?
「羊を書いて?!?,/請畫一只羊
雷(かみなり)に打たれたみたいに飛び起きると,/我仿佛被雷擊中了一樣跳了起來,
目を擦って辺りを見回した,/揉揉眼睛環(huán)視四周,
そこには、とても不思議な子供が一人いて,/發(fā)現旁邊有一個不可思議的小孩子,
僕を真剣に見つめていた,/正認真的盯著我看,
僕は突然現れたその子供を目を丸くして見つめた,/我瞪大了眼睛打量著這個突然出現的小家伙,
何度も言うけれど,人の住む所から千マイルも離れていたのだ,/雖然說過好幾次了,這可是千百里外裊無人煙的沙漠啊,
しかしその子は,道に迷っているようには見えなかった,/但那個小家伙,怎么看都不像是迷路了,
疲れや飢えや渇きで死にそうになっているようにも,/看不出因疲勞、饑餓、口渴而要死的樣子,
怖がっているようにも見えなかった,/也看不出害怕的樣子,
人の住む所から千マイルも離れた砂漠を真ん中にいながら,/在這千百里外裊無人煙的沙漠的正中央,
途方に暮れた迷子と言った様子は少しもなかったのだ,/他完全不像迷路的小孩子,
ようやく口が聞けるようになると、僕はその子に尋ねた,/好不容易反應過來,我馬上就問他,
「君は、こんな所で何をしているの?」,/你在這種地方做什么,
しかしその子はとても大切なことのように?靜かに繰り返すだけ,/但是那小家伙好像是有很重要的事似的,只是靜靜的重復著,
「お願い、羊の絵を書いて?!梗?拜托了,請給我畫一只羊
馬鹿げた話だが,/也許你會認為我腦子有問題,
人の住む所から千マイルも離れて,/在這千百里外裊無人煙的沙漠中,
死の危険に曝(さら)されているというのに,/明明死亡正在逼近,
僕はその子に言われるままに,/卻按照那個小孩子說的那樣,
ポケットから一枚の紙切れ(かみきれ)と萬年筆を取り出していた,/從口袋里拿出了一張紙和一支筆,
だけどそこで,/那時我又突然意識到,
僕が一生懸命勉強してきたのは,/我整天拼命所學的,
地理と歴史と算數と文法だけだったことを思い出して,/只有地理、歷史、數學和語法而已,
少し不機嫌になりながら,/我稍稍有點懊惱,
絵は書けないんだと?その子に言った。/于是就對小家伙說我畫不了,
「そんなの構わないよ。羊を書いて。」,/我才不管呢,幫我畫一只羊」
僕は羊の絵なんか書いたことがなかったので,/因為我從來沒畫過小羊,
自分に書けるたった二つの絵のうちの一つを書いてあげた,/就畫了我能畫的那兩張畫中的一張,
ボアの外側の絵だ,/也就是從外面看大蟒蛇吞大象那張畫,
その時男の子がこういうのを聞いて,/而這個小家伙接下來的話,
僕はビックリした,/讓我驚呆了,
「違う違う。ボアに飲み込まれた象なんて要らないよ。/不對不對。我沒說要畫大蟒蛇吞大象啊。
ボアはとっても危険だし、象はけっこう場所塞(ふさ)ぎだから。/大蟒蛇太危險了,大象太占地方。
僕の所はとっても小さいんだ。ほしいのは羊。羊を書いて?!?,/我那片地方小著呢。所以我只要小羊,幫我畫一只小羊吧。]
そこで僕は、羊を書いた。/我沒辦法,只好給他畫小羊了。
「んー、ダメだよ。この羊はひどい病気だ。違うのを書いて。」/[嗯。。不行不行。這只小羊得了重病了。再畫一個不一樣的。],
僕は書き直した。/于是我重新畫了一個。
男の子は僕を気遣って、優(yōu)しく微笑んだ。/小男孩似乎怕我生氣,溫柔的笑了。
「よく見て、これは羊じゃあないでしょう。/[你仔細看看這好像不是小羊吧。
雄羊(おひつじ)だよね。角(つの)があるもの?!?,/這是山羊呀。頭上長了角呢。],
そこで僕はまた書き直した。/于是我修改了
けれどそれも前の二つと同じように拒絶された。/但是又同前兩個一樣,被他給否決了。
「この羊は年を取りすぎているよ。僕、長生きする羊がほしいの?!梗?[這只羊太老了,我想要一個能活的久的。],
我慢も限界に近づいていた,/我已經忍耐到了極限。
修理を始めなければと焦っていた,/再不開始修理的話真讓人著急。
僕は,ざっと書きなぐった絵を男の子に投げ渡した,/于是我,就隨便畫了幾筆把畫扔給了他,
「これは羊の箱だ。君が欲しがっている羊はこの中にいるよ?!梗?[這是用來裝小羊的箱子,你想要的小羊就在里面。],
すると驚いたことに,この小さな審査員(しんさいん)の顔が,/讓人吃驚的是,這個小小審查員的臉,
ぱっと輝いたのだ,/一下子亮了起來似的,
「ぴったりだよ。僕がほしかったのは、この羊さ。/[太完美了,這就是我要的小羊啊。
ねえ、この羊、草をいっぱい食べるかな?」,/吶,這只羊會不會吃好多的草?],
「どうして?」,/怎么了
「僕の所はとっても小さいから?!梗?我住的地方真的很小
「大丈夫だよ。君にあげたのはとっても小さな羊だからね。」,/[放心吧,我送給你的也是很小的羊啊。],
「そんなに小さくないよ。あれ、羊は寢ちゃったみたい?!?,/[哪有很小???啊,小羊好像睡著了。],
こうして僕は,この小さな王子さまと知り合いになった,/就這樣,我認識了小王子。